揺れを制する住友ゴムの技術で
地震から歴史的建造物を守る。
日本の文化を守る。
住友ゴムの制震ダンパーは、地震で被災した熊本城の天守閣の耐震改修工事や、 京都・東本願寺の御影堂、御影堂門、大谷祖廟などにも採用されています。 高性能な高減衰ゴムダンパーが地震から歴史的建造物も守ります。




地震対策の必要性
発生確率が1桁でも巨大地震は起きています。
巨大地震は来ないと言い切れる場所はありません。
確率1%以下でも「巨大地震」は突然来ます。
震度6弱以上の地震が起こる確率が3%なら1000年に1回、26%なら100年に1回程度巨大地震に見舞われることを示しています。
これはほかの災害のリスクと比較すると決して低いとも言えません。
台風で自宅などが被害に遭う確率は0.40%。火事で自宅などが被害に遭う確率が0.94%とされています。
激しい揺れに見舞われる確率を「低い」と考えるのではなく、備えを進めるきっかけとして受け止める必要があります。
※各確率は2020年度に発表された数値、予測値です。

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制振技術と特長
エネルギー吸収能力の高い
高減衰ゴムを利用した制振技術
高減衰ゴムを採用した制震ダンパーは、運動エネルギーを熱エネルギーに変換することで、地震の揺れを効率良く吸収。大きな地震や繰り返し起こる余震による揺れを抑制し、建物の損傷を減らすことができる技術です。さまざまな制震ダンパー開発で培った技術をもとに、伝統工法建築物用など、新たな分野の制振材へと発展。応用性に優れた制振テクノロジーとして、ますます可能性を拡大し続けています。

瞬時に「揺れ」を「熱」に
変換する高減衰ゴム


一般のゴムボールと高減衰ゴムボールを地面に落とすと、一般のゴムボールが跳ね上がるのに対し、高減衰ゴムボールはほとんど弾みません。 これは、高減衰ゴムボールが跳ね返りの「運動エネルギー」を瞬時に「熱エネルギー」に換えて吸収・発散するためです。
歴史的建造物を守る
制震ダンパーの特長
高減衰ゴムを採用した制震ダンパーは、強い揺れ、繰り返しの揺れに効果を発揮し※、歴史的建造物を守ります。
また、床下のみに設置することで設計出来ることもあり、歴史ある建物の景観を損なうことなく、経済的にも優れた設計が可能です。
※当社による繰り返し耐久試験の結果(ゴムダンパー部分)
特長-1
木造建築物と相性が良い
制震ダンパー
住友ゴムの制震ダンパーは、
東本願寺の修復工事にも
採用されています。
特長-2
歴史的建造物を
傷つけない設置方法も可能
既存部材に穴を開けずに、
大切な歴史的建造物を傷つけない
耐震補強も可能です。
特長-3
外観に影響を及ぼさない
施工も可能
コンパクトな装置を
目立たない箇所に設置しますので、
景観を損なわない施工も可能です。
特長-4
国内新築木造住宅用制震
ダンパー供給実績No.1※1
揺れ幅を大幅に低減※2 する制震性能、
長期間メンテナンスフリー※3
などの理由で選ばれています。
部分補強のため、
従来の工法より
コストダウン・工期短縮が可能
検討事例
150坪程度の本堂耐震補強工事/従来の工法と比較して
コスト1/2~1/3程度に大幅削減
施工現場取り付け作業は4か月程度で完了
備考屋根と壁の工事不要、外観はそのまま

実績と導入プロセス
多くの歴史的建造物に採用されている住友ゴムの制振ダンパー
- 熊本城(熊本市)2016年 天守閣の耐震改修工事に採用
- 東本願寺(京都市)2007年から御影堂、御影堂門、大谷祖廟などの修復工事に採用
- 書寫山圓教寺(姫路市)2022年 法華堂の耐震補強工事に採用






耐震補強を
ご検討のみなさまへ
住友ゴム工業が現地調査や、施工等について協力会社をご紹介いたします。
ご予算、ご要望にあった提案をいたします。過去の実際の施工事例、工期や、概算金額※をお示しいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
なお、耐震補強工事を実施する一般的な流れは以下の流れとなり、構造的に十分な検討が必要なります。
また、実施に当たっては費用が発生いたします。
※これまでの事例に基づく概算見積であり、実際に耐震補強にかかる費用は建物の状態などにより大きく異なる場合があります。
- 01現況調査・耐震診断・補強設計
- 02制震ダンパー、周辺部材などを製造
- 03設置工事